《設計コンサルタント、今回の土木設計技術者 求人インタビューの3つのポイント》
①お客様からさらに信用を得るために、技術力を高めていく
②仕事に集中して取組める風土があり、自分の貢献が解りやすい
③探求心と主体性を持ち、継続的に努力をすることが大切

株式会社設計コンサルタント 概要・求人内容

社屋正面

所在地
・高松市田村町484番地4

事業内容
・官公庁の案件を中心とした道路・河川・橋梁・砂防ダム・農業土木などの設計を専門とし、測量・設計・調査・補償業務などを行う建設コンサルタント会社

募集職種
・土木設計技術者

仕事内容
・土木設計技術者として、現地調査・計画・設計積算・図面作成から報告書作成と一貫した作業を行い、成果品を作成する業務。

雇用形態
・正社員

給与モデル:35歳 経験あり。RCCM(道路・河川砂防・鋼構造・農業土木のいずれか)の有資格者
・基本給:276,800円
・各種手当:通勤、住宅、資格、家族、役付

賞与
・前年実績:年3回支給(夏・冬・期末)5.5ヵ月

年収見込み
・550万円

各種保険
・健康、厚生、労災、雇用保険完備
関連資格取得バックアップ制度 そくりょう&デザイン企業年金基金・中小企業退職金共済

勤務地
・本社同所

勤務時間
・8:00~17:00 
・時間外勤務時間:月平均20時間

休日・休暇
・土、日、祝日、夏季・年末年始休暇有り
・年間休日125日

応募資格
・専門学校卒以上 建設コンサルタント業務の実務経験のある人

選考プロセス
・応募書類:履歴書 職務経歴書
・選考方法:書類選考 面接1回

この企業・求人について、さらに詳しいことが知りたい方は、こちらからお問い合わせ下さい。

株式会社設計コンサルタントの特長

事務所内

株式会社設計コンサルタントさんは、1965年3月設立で、今年は55年目となります。香川県内では、1960年代半ば頃に、土木設計関連の会社が初めて民間に4~5社設立された歴史がありますが、そのうちの1社です。
営業エリアは香川県内を主体としており、官公庁(主に香川県)からの受注がほぼ100%となっています。

かがわキャリアポストが会社訪問をさせていただく中で、社風として穏やかで落ち着いた印象を感じていました。その源泉を探り、その他いろいろなお話を聴かせていただくために、求人取材を行いました。

細谷社長の想いと力を入れていること

社長正面

最初に、代表取締役の細谷様にお話しをお伺いしました。
笑顔が絶えないおおらかな印象を与える人です。

=細谷社長は、いつ入社されたのですか?

私は、1977年に土木系大学を卒業して、新卒で設計コンサルタントに入社しました。
たしか当時の社員数は、12~3名でしたね。1980年代半ば頃になると、私と同世代の人間が現場の第一線で中心となって業務を行うようになりました。

香川県からの依頼の仕事を中心に砂防ダムの設計で実績と信用を重ね、砂防ダムの設計では県内でも有数の土木設計会社になりました。社員皆で会社を作っていくという気持ちが強く、前だけ向いて仕事に没頭していましたね。
大変なことも多かったですが、とても勉強になり、良い経験ができました。

=昔から受け継がれてきている、設計コンサルタントさんの特長はどんなところでしょうか?

お客様から信用を得ることをもっとも重視しています。一度信用を落としてしまうと、回復するのはかなり大変ですからね。

具体的に言うと、仕事で間違いを起こさないことに注力しています。
2重チェック体制は基本で、ISO9001を取得して自社サービスの品質を高めることにも取組んでいます。作業の見える化や情報の共有化などですね。近年は、ISO9001を取得していた同業他社が、手間が掛かることを理由に更新しないケースがありますが、自社サービスのチェック体制ができていることの証にもなりますので、弊社では更新を続けています。

社長右向き

=社長になられてから力を入れていることは、どんなことでしょうか?

2012年に代表取締役に就任しました。
まずは、弊社の一番の特長である、お客様に対する信用力を高めることを継承していきました。信用の積み重ねが会社の評価を高めていき、結果的には受注拡大につながっていくからです。

具体的な取組みは2つあります。

一つ目は、納期を守るということです。
そのために月に一度、会社全体で工程会議を行い、業務の進捗管理や状況の共有化をしています。測量・設計・補償業務の仕事は、ややもすると個々人での業務になりがちで、業務の進捗状況が把握できなくなることがあります。それは、結果的には納期遅れにつながりかねません。

また、納期に遅れる可能性が出てきたときには、発注担当者に早めに知らせ、状況や理由をきちんと説明するようにしています。理解をいただいて納期を伸ばせる場合はその対応をしていただき、伸ばせない場合は、社員全員で取り掛かってでも納期に間に合うように取組んでいます。

二つ目は、発注者の要求をしっかり理解し、それを成果としてきちんと反映することです。
お客様の担当者は、数年おきに異動になります。そのため、誰が見ても解りやすい成果報告書を作成することは、とても大切なことです。

社長笑顔

新たに力を入れていることは、人材の採用と育成です。

特に、会社情報の発信、学校訪問、学生のインターンシップの受け入れなど、人材確保のための行動は積極的に行っています。
会社の技術力の向上のためには、技術力の継承と蓄積が不可欠です。そして、技術力の向上は、最終的にお客様からの信用を高めることにつながります。そのためには、人材の採用と育成がとても重要であると考えています。

一緒に働きたい人のタイプ、会社のこれからの目標と課題

=どのようなタイプの人と一緒に働きたいですか?

簡潔に言うと、土木の測量・設計に本気で興味があり、向学心を持って継続的な努力をできるタイプの人です。こちらが望むだけは不十分な面もありますから、会社として取組んでいることが二つあります。

一つ目は、ICTを活用した最新機器の導入です。
ドローンと地上波3Dスキャナーを導入しています。業務に面白さを付け加える目的もあり、実際に使用しているところを見ると、私もワクワクします。

浮上したドローン ドローン操作中

二つ目は、個人のスキルアップ支援です。
この仕事は、資格取得がとても重要になります。そのため、資格取得のバックアップは可能な限り行っています。具体的に言うと、スクール・講習会などの参加費、受験料、受験のための交通費・宿泊代などは、基本的に会社が全て負担しています。

社長左向き

=これからの目標、課題はどんなことでしょうか?

目標は、主要なお客様である官公庁からの信用をさらに高めることです。
そのためにはたゆまぬ技術力の向上が必要です。技術力向上のための課題は、やはり人材採用と育成です。土木設計の仕事は、内容が全く同じものがありません。社員の育成と併せて社員の指導力も高め、新しく向かい入れる人材にOJTを通じて様々な経験をしてもらい、技術力の向上を図っていきたいと考えています。

総務部内

飯田技術部長が意識していること

部長正面

続いて、技術部長である飯田様にお話をお伺いしました。
飯田部長も柔和な笑顔の絶えない、温和な印象を与える人です。

=設計コンサルタントさんに転職したのはいつ頃ですか?

転職して16年になります。前職は、全国展開している空間情報技術を活用した建設コンサルタントで仕事をしており、主に道路設計業務を担当していました。

=設計コンサルタントさんの特徴は、どんなことですか?

まずは、様々な業務を経験できることです。
私も転職してから、河川、砂防ダム、橋梁など幅広い業務を経験させてもらいました。
それから、地元企業であるだけに地域に密着した仕事ができますね。発注担当者としっかりした人間関係を築くことができますし、それができれば仕事がしやすくなります。転職した最初の頃は、発注担当者に自分のことを知ってもらうことを一番意識して仕事をしていました。

それから仕事に集中しやすく、会社に対する自分の貢献がよく解るため、直接的にやりがいを感じることができます。
これは、経営層と距離が近いことが要因だと思います。会社の目標や方向性がよく解るので、自分がすべきことがはっきりしており、仕事に集中して取組める風土があると思います。

部長横顔

=技術部部長として意識していることは、どんなことでしょうか?

部門長になり、部門全体の業務の段取りや調整する業務が増えました。
当然のことですが、部門全体の状況を把握しておくことは、とても大切です。技術部内の正確な業務の進捗状況を営業部に伝えることができないと、最終的にはお客様に迷惑を掛けることにつながるからです。

一番気を付けていることは、部下の育成方法です。

まず、幅広い業務に対して的確な指導ができるために、自分自身も図面・報告書作成などの実務に取組むことを心掛けています。
それから、土木設計の仕事は、探究心と主体性を持って取組むことがとても大切であると思っています。与えられた業務をただこなすだけでなく、疑問を持つ、⇒疑問点を自分で調査してみる、⇒調査した結果を基に仮説を立て、解決策などを自分で考える、こういった姿勢の日々の積み重ねが、技術力向上には欠かせません。

私の感覚では、近年の若い世代の人は受け身のタイプの人が多いように感じます。
探究心と主体性を持った人材になってもらうために、コミュニケーションを大切にして、一つ一つ段階を踏んで丁寧に指導することを心掛けています。

技術部の目標と課題、一緒に働きたい人のタイプ

部長左向き

=技術部の目標と課題はなんでしょうか?

目標は、技術力をさらに向上させてお客様の期待に応えることです。
そのためには、熟練技術者の技術の継承、蓄積してきた技術の社員間での共有、最新技術の導入、有資格者の増加などが必要になります。
課題は、やはり人材の確保です。特に30代の技術者の確保が大きな課題です。

=どのようなタイプの人と一緒に働きたいですか?

先にも話しましたが、探究心をもっている人ですね。今までの経験からも、そういった人が技術力を向上できる可能性が高いです。しっかりと丁寧に育成して、会社の技術力向上につなげたいですね。

社長と部長

武内技術課長が思う仕事の面白さ、大変さ

課長正面

最後に、技術課長である武内様にお話をお伺いしました。
きりっと凛々しく、実直な印象を与える人です。

=設計コンサルタントさんへの転職までのいきさつを教えて下さい。

高等専門学校を卒業後、新卒で大手ゼネコンへ就職して関西へ出ていきました。9年ほど仕事をさせてもらい、Uターンで設計コンサルタントに転職しました。ゼネコンでは土木工事に関する様々な経験をしましたが、調査、計画、設計の仕事に興味を持ち、土木設計会社を選んだのです。

=現在、どのような業務を担当していますか?

主に道路、河川分野の設計を担当し、管理技術者として調査・設計業務の管理、統括などを行っています。
技術課長になって約7年ぐらいですが、管理技術者として業務を担当することが増えました。担当する業務全般を見ることが増えたので、自分が行う仕事の社会への貢献度が解りやすくなりました。やはり、自分たちが設計したものが形として残ることはやりがいが持てますし、多くの技術者と知恵を出しながら協力してサービスを提供できるところが面白いです。

大変なことは、仕事の状況によれば気力や体力が必要になることです。
特に大きな災害に伴う復旧工事は、災害査定の期限が短いためとても大変です。

自分の中で一番印象に残っていることは、2004年の台風災害です。あの時は、四国に6つの台風が上陸し、そのうち4つの台風が香川を通り抜けていきました。香川県内各地で災害が発生し、1~2か月ほど休みなく仕事をした記憶があります。
何度も経験することは無いまれなケースだと思いますが、とにかく大変でした。反面、早く災害から復旧して欲しい使命感から、仕事に対する力も湧きあがり一生懸命に取組みましたね。

課長右向き

=設計コンサルタントさんの特徴についてお話してもらえますか?

道路・橋梁・河川・農業土木など多分野の設計を経験することができ、調査、概略・予備・詳細設計、用地測量、補償業務まで多くの工程を経験することができるため、土木設計に関する理解が深まり、実力を向上することができます。

また、ICT(情報通信技術)を2年程前から積極的に導入しています。香川県内の同業者では、まだまだ少ないと思います。
国が指導している、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)に準じた取組みですが、ドローンや地上波3Dスキャナーなどを導入しています。近々、小豆島でドローンを利用した写真測量を行う予定です。

着地しているドローン 地上波3Dスキャナー

会社の雰囲気はアットホームだと思いますよ。
行事として、2月 牡蠣食べ放題、4月 花見、6月 社内旅行(2年に一度)、夏 ビアガーデン、年末 忘年会などを行っています。

親睦会バーベキュー

親睦会(BBQ)

社内旅行

社内旅行(岩手県小岩井農場)

目標と課題、一緒に働きたい人のタイプ

=個人としての目標や課題はどんなことでしょうか?

今、土木業界は時代を踏まえて、大きく変化しようとしています。目標はそれに遅れずに対応すること、課題は、そのために業務の幅を広げることです。

具体的には、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)に対応していくことです。
CIMとは公共事業の計画から調査・設計、施工、維持管理、更新に至る一連の過程において、ICTを駆使して情報を一元化し業務の効率化を図り、安全、品質確保、環境性能の向上、コスト削減を達成するものです。香川県内では、まだ数件の案件しかありませんが、こういった変化には迅速に対応していきたいです。

今後仕事が増えていく分野は、橋梁などの点検、補修設計、長寿化計画などであると思います。今までは、河川構造物設計はあまり経験していないので、こういった分野にも業務の幅を広げていきたいと考えています。

課長左向き

=どんなタイプの人と、一緒に働きたいですか?

3つの想いがあります。
・相手の立場になって考えられる人
・常に向上心を忘れずに、努力を継続できる人
・スピード感を持ちながらも、丁寧な仕事をしたい意欲のある人、です。

自分も含め、今の立ち位置に満足してしまうことは良くないと考えています。勉強や努力を継続的に行い、成長し続けることが大切であると思いますし、そういうことができる人と一緒に仕事をしたいです。

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かがわキャリアポストが感じた価値観

今回インタビューをさせていただいて、まず私が強く興味を魅かれたのは、「土木設計の仕事は、内容が全く同じものが無い」「自分たちが仕事で関わったものが、形として後世に残る」という部分でした。

同じことを繰り返すことが無ければ、習熟するのに時間が掛かり、仕事の効率性を高めるのことも簡単ではないでしょう。反面、自分で主体的に考えて様々な工夫ができる余地が大きいことになるので、自分次第で面白く取組めることになります。

自分が関わったものが形として後世に残る、というのは聞くだけでわくわくしました。家族や知人、友人などにちょっと自慢ができそうです。私が、そういった仕事に今まであまり関わったことがないだけに、とても魅力を感じました。

設計コンサルタントさんの価値観を表すこととしては
「お客様からの信頼をさらに高めることに注力している」
「仕事に集中して取組める風土がある」
この2点がとても印象的でした。

いたずらにスピードや規模の拡大を求めず、お客様からの信用を重視した、しっかりと地に足を付けたお仕事をされているのでしょう。そういった価値観が、訪問させていただいた時に感じる、穏やかで落ち着いた印象に表れている気がします。 部長と課長

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(この記事を書いた人)鈴木 勉