《富士船舶装備、CADオペーレーター求人インタビューの3つのポイント》
①製造現場との交流が盛んなため図面作成したものの実物を見ることが多く、物作りに対するやりがいを感じることができる。
②一からのスタートであっても丁寧に指導・育成をしてくれ、スキルを向上させることができる。
③仕事を任してもらえる風土があり、会社の目標である自社製品開発に挑戦することができる。

富士船舶装備株式会社 概要・求人内容

工場全体

所在地
・香川県高松市御厩町1445番地の2

事業拠点
・本社

募集職種
・CADオペーレーター(図面作成スタッフ)

仕事内容
・受注先から承認図面を解析し、2次元CADを使用して設計、トレースを行う業務。部品図面、要素設計、設計変更図、制作指示書などを作成する。
・使用CAD:AUTOCAD及び、その他類似ソフト

雇用形態
・正社員

給与
・月収:196,000~331,000円
・基本給:155,000~290,000円
・手当 物価手当:20,000円 作業手当:1,000円 差額手当:20,000円 精勤手当:3,000~5,000円 通勤手当:上限14,000円
・新卒月収 高卒:196,000円 短大・専門学校卒:201,000円 大卒:206,000円

賞与
・年2回支給(前年実績3.5ヵ月)
・見込み年収:290~500万円

福利厚生
・健康、厚生、労災、雇用保険完備 財形貯蓄 退職金制度有り(勤続3年以上)

勤務地
・本社

勤務時間
・8:00~16:50
・休憩時間:60分
・時間外勤務:月平均25時間

休日・休暇
・週休2日制(会社カレンダーあり)
・その他各種休暇制度有り
・年間休日日数:106日

応募資格
・高卒以上

選考プロセス
・応募書類:履歴書 職務経歴書
・選考方法:面接1回

AFTマスト

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富士船舶装備さんは、高松市内南西部の郊外、商業施設・住宅・田畑が点在する田園地帯の中にあります。設立54年目で、かがわキャリアポストもかなり以前からお世話になっている企業です。

会社訪問などをさせていただいて感じていた印象は、派手さはないものの、地道にしっかりと事業展開をされているというものでした。近年は、人材採用・育成にかなり力を入れています。今回、CADオペーレーター人材を求めているということでしたので、求人インタビューをさせていただきました。

NCチーム立ち上げのいきさつ

専務 真正面

まずは専務取締役であり、NCチームの責任者である村上さんにお話を伺いしました。
一見物静かそうですが、気さくに話をしてくれ、誠実で心に秘めた情熱を持っているイメージを与える人です。

=NCチームは村上専務が立ち上げたとお聞きしましたが、どのようないきさつがあったのでしょうか?

私は、高校を卒業して工業用計量器メーカーに就職し、そこでプログラマーとして3年間従事しました。
それからスキルアップのために資格を取得したいと考え、コンピュータ関連の専門学校に入学しました。卒業年次の頃に、会社がコンピュータを活用した図面作成、製造支援に力を入れ始め、当時の社長に引き込まれる形で専門学校を卒業後、富士船舶装備に入社しました。

それまでは、受注先からいただいた図面から手作業で寸法などの拾い出しを行っていたのですが、CAD(キャド:コンピュータ支援設計)を利用して図面作成を行い、そこから得られるデータを入力データとして製品加工用のプログラムを作成し、生産準備全般をコンピュータで行うCAM(キャム:コンピュータ支援製造)を確立していきました。これら全体のことを製造業界内では、CAD/CAMと呼びます。

左向き専務①

最初は、私と同期の社員二人で取組みました。先輩社員から部品の図面について指導を受けたり、自分でも部品展開の本などを読んで勉強をしました。
当時は、受注先からいただいた図面から部品の寸法の拾い出しを間違うと、修正するのがかなり大変だったため、一つ一つ丁寧に行いましたね。学生の頃から物作りが大好きだったので、図面作成したものが実際に形ある物になっていくことはとても面白かったです。あれから25年が過ぎます。システム全般的には大きく変わっていませんが、データ化の部分、CADの性能などは進化しています。

図面作成部門メンバー

村上専務の人材育成に対する想い・考え

専務左向き②

=現在は専務取締役として、主に製造部門、NCチームなどの管理をされていますが、人材育成に関してどのような考え方を持っていますか?

『担当者に任せる』ということを考え方の基本にしています。
以前は、『自分が率先して行動する』ということを意識して行っていたのですが、それでは社員が育たない面がありました。いろいろと指示をし過ぎていたことが原因だと思います。自分自身もいろいろな経験をして、成長するためには失敗することが大切であると考えるようになりました。

より詳しく言いますと、成功体験からも学ぶことはありますが、失敗してそれを二度と繰り返さないように自分で考えることのほうが学ぶことが多いと思います。ですから失敗をしないように細かく指示をするのではなく、任せて自分で考えてやってもらうことを基本にしています。

専務動き①

=そのような考えを持つようになったのは、何かきっかけがあったのですか?

私は、自分のタイプとしては、細かく指示されると自分で考えることをしなくなり、あまり成長しなくなります。
また私自身も、今まで業務の中で様々な失敗をしてきました。しかし、次の機会の時には前回の失敗を振り返り、いろいろな工夫をして取組むようにしてきました。結果、その取組み方がスキルアップにつながったと思います。個人の成長速度の違いは、失敗体験を次にどの様に活かすか・・この意識の差であるように感じます。

私が若い頃は厳しく指導され育ててもらいました。今は、社員もいろいろなタイプの人がいます。持っている価値観も様々です。ゆえにあまり画一的な指導方法では、社員は育たないと思います。可能な限りそれぞれの個性を活かして育成していきたいと考えています。それには任せるところは任せていく、できることが増えることで自信を持ってもらう・・こういったことが重要であると考えています。

製造現場①

村上専務の今後の目標、一緒に働きたい人のタイプ

専務動き②

=今後のNCチームの目標、会社の目標はどの様なことでしょうか?

まずは受注先から図面をいただいてCADでデータ化していることを、自社で設計できるまでレベルアップすることです。
それには、構造計算などが必要で解析ソフトの導入や3次元CADのさらなる活用が必要になってきます。3次元CADを活用すれば、2次元CADを使用するより視覚的に解ることがかなり増えます。製造現場作業での不具合なども予測することができます。結果、作業、コストなどの無駄の削減につながり、製品品質向上にもつながるのです。ですから自社での設計力を強化していきたいです。

動きのある専務③

私の夢は、『自社製品で世の中の役に立つ』ことです。
そのために、連携先などの人脈作りや製品開発のための勉強をしている途中ですが、自社の技術を活用してオリジナル製品を開発することが大きな目標です。

課題は人材確保・育成です。NCチームは現在5名体制ですが、人員としては十分ではないため人材を確保し、部門としての技術力を向上させる必要があります。

事務所内全体

=どの様な人と一緒に働きたいですか?

そうですね、やはり一番は物作りが好きな人、物作りに熱中できる人ですね。
弊社が手掛けている製品は多数あり種類も様々なため、先輩社員はそれぞれがいろいろなノウハウを持っています。熱中して業務に取組むことができれば、それらのノウハウを身に着けることができ、技術力を向上できることは間違いないです。

また私の夢である自社製品開発は、自社の技術を活用することができれば、船に関連するものでなくてもよいと考えています。ですから、いろいろなことに興味を持つことができ、失敗を恐れずにチャレンジできる人がいいですね。

保護箱

新卒入社、入社4年半の増田さん

CADオペレーター正面

次に、NCチームの第一線で活躍されている増田さんにお話を伺いました。
寡黙な印象ですが、話をするときはしっかり考えながら話をされ、時折やわらかな笑顔を見せる人です。

=富士船舶装備さんに入社したきっかけを教えて下さい。

高校を卒業してコンピュータ系の専門学校に入学しました。就職活動のとき、最初はコンピュータ系の会社を対象にして活動をしていました。
その活動方法に途中で違和感を感じ、視野を広げることを目的にして他の業界の会社にも目を向け、そこで会社訪問をしたのが富士船舶装備でした。

社長が対応してくれたのですが、船舶装備やCADのことを全く知らない私に丁寧に説明をしてくれ、とても柔軟な対応をしてくれました。それは会社全体の風土とも思え、親しみやすい社長の人柄にも感心し、受験をさせていただき内定をいただくことができました。

CADオペレーター左向き

=入社してから、どの様な経験を積まれてきましたか?

現在で入社して4年半ぐらいになります。NCチームの募集で採用されたため、入社以来この部署に在籍しています。

入社して6ヵ月は、CADの操作方法、図面の読み方、図面作成方法などについて、業務をしながら指導してもらいました。図面作成について一通り解るようになってから、製造現場とNCチームを行き来して業務を行うようになりました。
目的は、図面だけでなく実際に製品を製造することで図面作成に活かせる知識や技術を身に着け、製造現場の作業員たちとコミュニケーションを取り信頼関係を築くことです。これは1年6ヵ月ぐらい経験しました。入社してからの2年間は研修の意味合いも強く、丁寧に指導していただきました。その後はNCチームに戻り、図面作成業務を主軸として業務に取組んでいます。

CAD作業中

=入社して2年間は、どんなことが面白くて、どんなことが大変でしたか?

専門学校で学んだことを直接的に活かせる仕事ではなかったので、一から始める精神でスタートしました。慣れないこと、なじみの無いことが多かったですが、丁寧に指導してくれたので乗り越えていけました。

物作りは基本的に好きなので、図面作成したものが実際に製造され、部品として組み立てられていくのはやりがいがありました。
「これがこうなるのか!」「部品になると意外と小さいな・・・」など、図面から予想していたこととは違うことも多く、実際に物を見ることができるのが面白かったです。

大変だったことは、製造現場での環境対応です。冬寒いのは作業をして体が温まってくると苦にならなくなるのですが、夏の暑さは大変でした。今は、ファン付き作業着などもあり暑さ対策ができるので、結構、楽になっています。

製造現場②

=3年目以降の業務内容について教えて下さい。

先程も話しましたが図面作成の業務が中心で、製造現場は組み立てや出荷作業の応援で入ることが多いです。
それから、型鋼(かたこう:あらかじめH形、L形などの一定の断面形状に成形された、材軸方向に長い鋼材のこと)を加工するロボットオペレーターと打ち合わせをすることが増えました。

型鋼ロボット①

基本的には、オペレーターの要望を聞きロボットに入力するデータを作成します。ただ、ロボットの仕様やソフトの仕様でできることと、できないことがあります。
ですから、オペレーターと打ち合わせを行い、何ができて何ができないのかオペレーターとすり合わせながら要望をくみ取り、最適なデータを作成することが重要になります。簡単なことではありませんが、上手くいけばとても面白いです。

型鋼ロボット②

後輩の指導・サポート方法

左向きCADオペレーター

NCチームは、現在5名体制です。入社年数でいくと、私はちょうど真ん中になります。ですから、後輩の指導やサポートをすることも増えました。
後輩といいましても、入社前に経験のある人もいれば経験のない人もおり、いろいろなタイプの人がいます。

経験のない人には、自分が入社した頃に指導してもらったように、できるだけ丁寧にサポートすることを心掛けています。
経験のある人には、会社のルールを説明して作業については本人に任せ、解らないことがあったときだけサポートするように心掛けています。

やはり経験のある人をサポートすることの方が難しいですね。質問される内容がレベルの高いものもあり、自分も解らないこともあります。そういった時は一緒に製造現場へ行き、製造作業員から教えてもらったり、製造作業員も交えて一緒に考えたりする様にしています。製造現場とコミュニケーションが良好であれば業務が効率的に進むので、後輩と製造作業員とのコミュニケーションの橋渡しをするように意識しています。

これからの目標と課題、そして一緒に働きたい人のタイプ

CADオペレーター動き①

=今後の目標は何ですか、また、そのための課題はどんなことでしょうか?

まず一番は、図面作成の経験をどんどん増やしていきスキルアップすることです。
自分の感覚では、自分が今まで経験したことのある図面作成は、会社全体で製造している部品の20%ぐらいだと思います。業務の振り分けは、上司が各自の経験やスキルを踏まえて行っています。もっといろいろな図面作成を任せてもらえるようになりたいです。

そのためには、図面の読解力を向上させる必要があります。図面作成に関する勉強をし、製造現場と綿密なコミュニケーションを取り、より簡単で効率の良い最適な方法で、製造や組み立てができる図面を作成できるようになることが目標です。

そして、3次元CADを扱えるようになりたいですね。今は、上司の一人が3次元CADを担当しています。製造ロボットも、自分が対応できるのは全体の中の一部だけです。今は、ロボット毎に担当を分担しています。3次元CADやより多くのロボットを扱えるようになり、業務の幅を広げたいです。

溶接ロボット

=一緒に働きたいのは、どのようなタイプの人ですか?

私は、入社するときには機械部品製造に関する知識や経験が全くなく、一からいろいろな知識や経験を積み上げてきました。まだまだレベルアップは必要ですが、4年半を振り返るとできることが増えたことを実感します。
また、自分が図面作成したものが実際に物になっていくことや、実際の物を見ていろいろな修正を行い、それが上手くいったときは達成感がありました。

それは、物作りが基本的に好きだからだと思います。好きなことには、大抵の人が積極的に取組めますよね。
ですから物作りが好きで指示されたことをするだけでなく、自分でも考えて取り組めるタイプの人がいいですね。

CADオペレーター動き②

好きなことを熱心に取組んでも、解らないことは出てきます。そんな時は、一人で抱え込まないで欲しいです。
一緒に製造現場へ行き、製造作業員も交えて一緒に考えれば必ず打開策は見つかるので、特別に活発でなくてもいいですから、周りの人と協力して物事に取組めるような人と一緒に仕事をしたいです。

失敗体験にこそ、学ぶことが多い

村上専務が語られた、『個人の成長速度の違いは、失敗体験を次にどの様に活かすか・・この意識の差であるように感じます。』といった言葉が、とても印象的でした。
多様性のある社会では、正解の答えは一つではありません。だからこそ、失敗することがあっても仕事を任せ、任された方は自分が行ったことを振り返り、そこから得られることを次につなげていく・・これを繰り返していくことが大切だと思います。

地道にしっかりと事業に取組まれている富士船舶装備さんが、今後どの様な製品を開発・製造していくのか?機械系の専門家でない私でも、期待をしてワクワクします。

専務とCADオペレーター立ち姿

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(この記事を書いた人)鈴木 勉