《正友会、今回の介護職 求人インタビューの3つのポイント》
①ポジショニングとノーリフティングケア
②ご利用者、職員一人一人を大切にする
③充実した人財育成制度

社会福祉法人 正友会 概要・求人内容

施設長と介護課長

所在地
・香川県仲多度郡まんのう町長尾1102

事業拠点
・仲多度郡まんのう町4ヶ所、善通寺市1ヶ所

募集職種
・介護職員

仕事内容
・ご利用者の日々の暮らしのサポート(食事、入浴、排せつ、移動など)

雇用形態
・正社員

給与
・基本給:139,100~245,000円
・職務手当:12,000円
・特定処遇改善手当:4,000~25,000円
・資格手当:介護福祉士・・10,000円、その他・・3,000円
・夜勤手当:1回 8,000円 その他各種手当有り

賞与
・年2回支給(前年実績3.8ヶ月)

各種保険
・健康、厚生、労災、雇用保険完備 ソウエルクラブ加入
介護福祉士資格取得バックアップ制度 退職金制度 その他各種制度有り

勤務地
・各事業所

勤務時間
・早出:7:50~16:50
・遅出:9:30~18:30
・夜勤:16:30~翌9:30(8時間勤務・交替制勤務)
・時間外勤務時間:月平均3時間

休日・休暇
・1ヶ月9日(2月は8日)年間休日107日 その他各種休暇制度有り

応募資格
・高卒以上 年齢不問 介護の資格は持っていなくてもOK

選考プロセス
・応募書類:履歴書 介護関連の資格を取得している場合は、資格者証
・選考方法:面接1回 ※未経験の方や不安を感じる方には、就業体験の対応も可能です。

この法人、求人についてもっと詳しく知りたい人は、こちらからお問い合わせ下さい。

社会福祉法人正友会さんは、香川県まんのう町を中心に、高齢者福祉事業を展開している社会福祉法人です。
法人設立は1976年。元々香川県の職員であった創設者が、当時の福祉状況に想うところがあり、生誕の地であるまんのう町(旧満濃町)に設立したそうです。

かがわキャリアポストが正友会さんに仕事上で何度か関わりを持たせていただく中で
「組織として規律がありながら、どこかしら自由な雰囲気がある」
「かしこまり過ぎず、そして、くだけ過ぎることもない」
といった風土を何回も感じることがあり、それがとても魅力的でした。介護職の求人をいただいたことに合わせて、かがわキャリアポストが感じてきたものがどこから発せられているのか確認したいこともあり、取材をさせていただきました。

スマートで誠実な印象の採用担当者と5年間のブランクから介護の世界に復帰して、現在活躍中の介護主任の記事はこちらから

ポジショニングとノーリフティングケアと地域に根差した活動

施設長 正面手振り

周辺に緑があふれる、道の駅ことなみ エピアみかど近くにある「やすらぎ荘」を訪ねました。
まずは、施設長の盛さんにお話をお伺いしました。穏やかで柔らかな印象を与える人です。

=盛さんは、正友会に就職されて、どのくらいになるのですか?

就職して25年目になります。もともと愛媛県の出身なのですが、福祉系の短期大学へ進学し、介護福祉を学ぶために短大の中で専攻科へ進学して、新卒で正友会に就職しました。

=私は、正友会さんに特徴的な雰囲気を感じるのですが、盛さんはどのような特徴があると思われますか?

第一には、「ご利用者一人一人を大切にする」、「ご利用者と共に生きていく」という考え方を大切にしています。そのために具体的には、ポジショニングノーリフティングケアという介護技術を積極的に取り入れています。
10年前ぐらいから勉強を始め、5年ぐらい前からは組織全体で力を入れて取り組み始めています。香川県内ではまだまだ少数派だと思います。

床走行リフト

簡潔に言いますとポジショニングは、ご利用者が健康に過ごすために、きちんとした安楽な姿勢をサポートする技術、ノーリフティングケアは、ご利用者に負担のかかる姿勢をさせることで無駄な緊張を与えないため、そして介護者の体の負担を軽減し腰痛を予防するために、持ち上げる、抱え上げる、引きずるといった動作を極力しない技術です。

ご利用者主体の介護を行うために必要なことであり、同時に、介護者にとっても良い技術なのです。

スカイリフト

それから、「まんのう」という地域に根差した活動をしていることも正友会の特徴であると思います。

地域に根差した活動を行うために、様々な状態の高齢者を受け入れてきました。また、地域のいろいろな団体とも協力しながら小さなことを地道に積み重ねてきました。それらのことを認めてくれているのか、「正友会は真面目で誠実だ。」と言ってくれる人がいるのは、とても嬉しいことです。

組織全体としての取組み、施設長としての想い

施設長 右向き

続けて、具体的な取り組みについて聞いてみました。
良いことに取り組む、良い技術を取り入れる・・・と言葉で発するのはある意味簡単なことです。

=私が今まで見聞きしたことや自分自身のことから、たとえ良いことであっても三日坊主で終わってしまうようなことがありがちで、継続させる、浸透させることが一番難しいと思います。そのあたりは、どのようにされているのですか?

正友会でもいろいろな試行錯誤がありましたね。
ポジショニング、ノーリフティングケアに取り組み始めてこの10年間は、試行錯誤の連続だったように思います。
それでも途中であきらめなかったのは、一つはトップがあきらめなかったこと
そしてもう一つは、現場も良いことであるということをきちんと認識していたことが根底にあったからだと思います。

そして、もっと加速して全体に浸透させるために、5年ぐらい前から組織全体で取り組み始めました。
研修を受講する→現場に伝える→全員で実行する、という流れを個人任せにせずに、組織として取り組んでいったのです。

具体的には、まずはある程度トップダウンで進めていくようにしました。
そして、現場に伝えるために職員が参加する委員会を作りリーダーを任命して、やらされ感ではなく職員自らが考えて取組み、できるだけきめ細かい対応ができるようにしました。

介護に使用する床走行リフトなどの福祉用具は、基本的には便利で良いものです。
ただ良いことであっても、最初は使い方に慣れないなどがあり抵抗感が出て、それまでの方法にこだわったりします。それが行き過ぎるとせっかく導入した福祉用具もいつのまにか隅に追いやられてしまいます。

正友会では、そうならないために我慢強く地道に取り組んできました。必要な物品は組織として準備をし、マルチグローブはウエストポーチに入れて常に身に着けるなどして、必要なときにすぐに使える状態にしました。
これらは大きな効果がありましたね。とはいえまだまだ十分ではありませんし、今がベストではありませんので、これからも努力や工夫が必要です。

マルチグローブ

『あきらめずに継続していく、少しのことを積み重ねていく』ということは、とても尊いことだと思います。そういった風土が正友会さんの中に、創設時から脈々と受け継がれてきているのかもしれません。

=施設長として注意されていることは、どのようなことですか?

やはり管理職という立場は難しいですね。施設長にさせてもらって2年ほどが過ぎましたが、まだまだ慣れることができません。

注意していることは、現場の一般職の人に直接指導するのは基本的には控え、課長や主任、リーダーに伝えて、その人から言ってもらうようにしていることです。
逆に意見などは、直接の上司と話をしてもらって、その人から私に伝えてもらうようにしています。現場のトップがむやみに注意などをして一般職の人が委縮してしまっては困りますし、とはいえ、組織の規律も大切だと考えるからです。

正友会で働くことで変われること、得られるもの

施設長 左向き

=正友会さんで仕事をすることで、変われること、得られるものなどは、どんなことでしょうか?

広い視野を持ち、柔軟な対応ができる人間に変われる、そのような人間性を得ることができると思います。

そのために具体的には、役割変更、部署変更、拠点変更を可能な限りしています。
また、個人が持っている『なりたい自分』を大切にしています。人事考課で行っている面談で『なりたい自分』を詳しく聴くようにしていますし、多少時間が掛かっても、希望が実現するような担当変更などを組織としてサポートしています。

変化をするということは大変なこともありますが、変化することで視野が広まったり、考え方や行動が柔軟になると思います。

これからの目標・課題、一緒に働きたい人のタイプ

施設長 正面

=目標はどんなことでしょうか、また、課題はありますか?

目標は、正友会があることで、地域の人にもっともっと安心してもらえるようになることです。そして、地域の人にさらに大きな安心感を持ってもらう取組みを行うことで、職員にもっともっとやりがいを持ってもらうことでしょうか。

課題は、人財の確実な確保です。事業の性格的にも人財がとても大切ですし、正友会が現在取り組んでいることを確実に進めていくためにも、人財はとても大切だからです。せっかくの良い取り組みも人財がいないと進まなくなってしまいます。

=一緒に働きたい人は、どのようなタイプの人ですか?

ご利用者に対する想いがある人ですね。ご利用者に対してどうしたいか自分で考えることができないと、ご利用者にきちんと向き合うことができないですから。
自分の想いを持って、ご利用者に向き合える人と一緒に仕事がしたいです。

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いろいろと考えて行動することが楽しい

介護課長 正面

続いて、介護課長である村上さんにお話をお伺いしました。お話し中によく笑う人で、こちらもついつい笑ってしまい、取材のあと「失礼ではなかったかな?」と心配になったぐらいです。
『楽しい・面白い』がキーワードになったインタビューでした。

=村上さんは、異業種からの転職なのですね。

そうです。正友会に就職する前は、約10年ほど経理事務の仕事をしていました。
転職活動をしているときに、ハローワークの人に介護職の仕事をすすめてもらい、1年ほど介護職について勉強をしたのち、縁あって正友会に就職したのです。生活の中で介護に関わることもありましたし、人と話をするのは苦手ではないので、介護職への転職はとくに抵抗はなかったです。

正友会に就職して、ちょうど10年経ちましたが、介護の仕事は面白いです。
ご利用者さんは、一人一人違います。対応の仕方も全く同じことはありません。
型にはまらないことが多く、その時、その時の的確な判断で行動しなければならないため、大変ではありますがとても面白い仕事です。いろいろと考えて行動することは楽しいです。

=介護課長になられて1年になるとお聞きしましたが、介護課長になる前と後では何か変わりましたか?

立場に伴う責任があり、しっかり考えて言動をとる必要があるのは、やはり簡単なことではないです。
職員も一人一人違います。一人一人違うので、それぞれ個別に対応する必要があります。それはなかなか難しいです。
ただそれぞれ違うからこそやはり面白いですね。自分に向いているのかもしれませんが、多様性があることは楽しさの源泉だと考えています。

今がベストではない。これからの課題と目標について

介護課長 左向き

=これからの目標や課題はどのようなことでしょうか?

正友会には、見直しを繰り返し、良くないことがあるとなぜそうなったかを考え、決してそのままにせずに改善していく・・という風土があります。
私も職員に対して、「今がベストではない。その時、その人に合ったベストがあるし、どこかに改善点がある」とよく言います。常に柔軟性を持って臨機応変に対応して、変化して向上していくことが大切だと思います。

自画自賛になりますが、正友会の介護は、とても凄いことをしていると思います。
ただ、ご利用者に気遣いをして可能な限り丁寧な対応をすることは、単純には職員に負荷が掛かるところがあります。丁寧さと負荷のバランスをどうとるか、それは正友会の課題の一つです。

一般的なイメージが先行している部分もありますが、介護職は簡単な仕事ではありません。

でも私は、職員が大変だと感じながらも笑顔が伴う職場にすることを目標にしています。
そのためには、当然介護技術は必要ですが、それ以上にご利用者、周りの状況を感じる感性が大切だと考えます。目の前の人に集中しながらも耳で周りの情報をできるだけたくさん集める・・そうすれば、予測ができるようになり、次の行動に少しでも余裕を持って取り組めます。
そのような対応ができる人財を育てることが、わたしの目標でもあります。

正友会で働くことで変われること、得れるもの、そしてどのような人と一緒に働きたいか?

介護課長 右向き

=正友会さんで働くことで、何が変わり、何を得ることができますか?

そうですね、介護者として人との向き合い方を学ぶことができ、それにより一人の人間として人との関わり方を変えたり、得ることができると思います。

=どのようなタイプの人と、一緒に働きたいですか?

できれば、根本に否定的な発想が無い人がいいです。前向きであれば、慎重なこと、じっくり考えることは何も問題はありません。
そして一つの生活として介護に携われる人、生きるように介護に携われる人がいいでしょうか。

総合的に考えると、人間を観る力を得ることができる・・とも言えるかもしれません。いろいろな年齢の人がいて、いろいろな性格の人がいます。そしていろいろな意見があります。
そのように多様性があるから活気が出るのだと思います。私はそれを観るのが楽しいし、人を観察することが面白いです。

多様性を楽しむために一人一人を大切に 

正友会さんと接したときに感じていた
「組織として規律がありながら、どこかしら自由な雰囲気がある」
「かしこまり過ぎず、そして、くだけ過ぎることもない」
という雰囲気は、大切なことは組織全体として取り組みながらも、職員一人一人の自主性を促すという基本姿勢、多様性があることを前提として、できる限りご利用者、職員、一人一人を大切にするという風土から生まれているのではないかと思いました。

近年、『いろいろな考え方や価値観など、多様性を大切にした経営』ということがよく取りざたされています。とはいえ、それを本当に活かすことは簡単なことではありません。

だからこそ、魅力的な職場にするためには、変化を恐れず、決してあきらめずに、小さなことを積み重ねていくことが必要なのではないでしょうか。

話をする施設長と課長

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(この記事を書いた人)鈴木 勉