大手企業が急に経営不振におちいることもある、企業に安定を求めるのは難しい時代。
企業規模だけでは将来を予測できないことも、転職を考えるときに理解しておく必要があります。

とはいえ年齢を重ねるにつれ、転職先の選択には頭を悩ますものです。
安定が確立された企業が少ない現代では、自分のキャリアプランや価値観などにあった環境で働くことが一番かもしれません。
自分を活かせる環境であるかを意識することは、転職でのキャリアプランを計画するときの、大切なポイントの1つといえるのではないでしょうか。

今回は自分に適した環境をみつけるための材料として、大企業と中小企業の働き方の特徴をご紹介していきます。
業種や職種はもちろん、企業規模によってあなたに求められることも大きく変わる場合があります。
転職先の企業を選ぶときの参考にしてみて下さい。

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大企業で働く特徴とメリットは?

大企業でのキャリア

全国に拠点を持ち知名度も高い大企業は、競争率も比較的高い傾向にあります。その分「うちの息子は〇〇勤務で…」など、ご近所に自慢する両親の顔も嬉しいものです。
キャリアの特徴やメリットは、以下の3点が主なものです。

①労務管理が整っており、ルールなどに基づいた働き方ができる。
②担当する仕事の領域が狭く専門的になるが、スケールの大きい仕事が魅力。
③人事制度が確立されているため、やりたいことや特徴にあわせキャリアプランが組める。

大企業は、日本や地域を先導する役割もある為、労働環境も率先して整備されています。
ほとんどの有名企業では、勤務時間や残業時間の管理も厳格に行われ、長く働ける環境が整えられていることが多いです。
また注目度が高いため、コンプライアンス強化の意識も高く、業務上の理不尽な対応は行われにくい環境になっています。

仕事に関しては、「営業部」や「企画部」など業務によって部署も細分化されているのが一般的。
始めは希望した職種や任された職種を担当し、1年~3年程度で地域や部署を異動していきます。もちろん企業によって制度は違いますが、希望地域や希望職種へ異動が可能な場合も多くあります。

大企業特有のスケール大きい仕事や受注金額などの大きい仕事に関われるのも、働くうえでのやりがいとなるでしょう。

チャレンジしたい職種や業務への希望を尊重する大手企業も増え、働き方が広がっているのも特徴です。

例えば「営業を経験してきたが、マーケット全体を動かしたいから企画へ異動したい。」
「将来のキャリアを考えたうえで、若いうちに海外事業に関わりたい。」
「結婚を考えているので、ワークライフバランスを整えるため、仕事の負担を減らしたい。」
など、働き方を生活やキャリアプランにあわせ変更できる企業も増えてきています。

また、企業規模が大きくなるほど役割は分業となり、やりがいとしてはマーケットへの貢献度が中心となります。
例えば、TVCMで有名な商品の販売を担当していること
多くの国民が使う生活用品の輸入をしているなど、多くの人に貢献している実感こそ、大企業で得られる働く喜びの特徴といえます。

中小企業で働く特徴とメリットは?

中小企業でのキャリアプラン

地域を支える中小・地場の企業も、働くメリットや特徴が沢山あります。
地域に根付く企業ならではの血の通った温かさなどは、働きながら地域に貢献している実感を肌感覚で感じられるはず。
キャリアの特徴やメリットとしては、以下の3点が主なものです。

①業務や役割の区分けが緩やかで、幅広い仕事に関わることができる。
②1人1人の仕事の比重が大きく、企業を支えている実感を感じられる。
③異動が少なく、地域と企業と共に成長できる。

中小企業でのキャリアの代表的な特徴が、幅広い業務に携わることができることです。

大企業では経験できない、営業と企画の兼任や、経理と人事の兼任などを担当する場合も。
業務負担が大きくデメリットと感じる人もいますが、大企業での1年と比べ物にならない経験ができたり、成長実感があるはずです。

中小企業の場合は、周囲と協力し合って業務を進めるスタイルが一般的。そのため多くの場合、できることは率先してやり、できないことは協力して業務を進めていきます。
社員同士のつながりが深く、想いも共有しやすい環境なので、企業を支えている実感がだんだんとやりがいになっていくのが、中小企業で働く醍醐味といえます。

また、一部ベンチャー企業などを除いて、異動が少ないのも中小企業の特徴。
大好きな地元で働き、大好きな地域の人のために企業を成長させていく仕事は、意欲が湧いてくるものです。

自分の成長が企業の成長に繋がり、企業の発展が地元の繁栄に繋がっていくのです。
自分を育ててくれた地元や企業と一緒に成長していくことは、大企業ではなかなか経験できない喜びとなるでしょう。

大企業と中小企業、自分にとってどちらのキャリアプランが最適か。

キャリア選択の分かれ道

では、大企業と中小企業の特徴を踏まえて、自分のキャリアプランは、どちらに適しているかみていきましょう。

もちろん、企業の規模だけを基準に選ぶ必要はありません。自分の特徴を活かしやすい環境や、自分の将来の目標を達成できそうな環境こそ、自分に適している職場といえるでしょう。

大企業と中小企業のどちらに向いているか?
例としては以下のようなものがあります。

■大企業向き■

・スケールの大きい仕事に関わりたい。
・様々な業務にチャレンジしたい。
・世界や日本全体に影響を与えたい。

■中小企業向き■

・仲間と協力しながら、目標達成するのが好き。
・自分の力で企業を大きくしていきたい。
・地域に根を下ろし、地域に貢献していきたい。

分かりやすくタイプ分けするのであれば
「自分の力を試したい、大きな貢献がしたい」人は大企業向き
「誰かの為になりたい、貢献を実感したい」人は中小企業に向いてるといえるかもしれません。

大企業の場合は、組織が大きすぎて自分一人の力や貢献度などは実感しにくいものです。

しかし、教育や人材のレベルが高く業務スケールも大きいため、レベルの高いキャリアを積み重ねれる可能性があります。
企業の知名度が高いほど、身に付けた知識やスキルと共に、今後のキャリアアップの武器となるのも大企業ならではといえます。

中小企業の場合は、自分の貢献度が手に取るように解りますが、その分業務負荷が大きい場合も。
しかし、他者や地元のためという想いが活力になる方なら、大いにやりがいを感じられるはずです。

業務は単一的になる場合もありますが、自分の成長が企業の成長に直結します。
年々自分の役割や貢献度が増えてくる状況は、単なる仕事を越えた想いを込められる場合もあります。
仕事の充実度や満足度は、大企業では得られないものもきっとあるでしょう。

まとめ

今回は、転職キャリアプランを考えるときに注意したい、大企業と中小企業の特徴についてご紹介してきました。
ご紹介したそれぞれに適したタイプは、あくまでも一例です。

ネームバリューや雇用条件などで転職先を決めるのも悪くありませんが、働き始めてからの環境をイメージしてキャリアプランを組むことも、ぜひとも考えて欲しいことです。

あなたが働くうえで大切にしたいことは何ですか?

あなたが大切にしたいポイントを考えるときや、キャリアプランにあわせた企業選びの方法として、今回の内容を参考にして下さい。

(この記事を執筆・編集した人)
スペイン商事さん、鈴木 勉 2019/12/22

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