就職や転職活動に有効な資格を取得したい、と考えている人は多いのではないでしょうか。

たしかに資格を持っていた方が有利になる職種もあります。
ただし、資格であれば何でも良いというわけではありません。

巷でよく目にする「人気の資格ランキング」に出ている資格が、就職や転職に有利な資格とは限らないので、注意してくださいね!

そこで今回は「就職・転職に有効な資格の見分け方」「おすすめの資格3選」をご紹介します。

人気の資格ランキング=就職・転職に有利な資格ではない

人気資格を勉強中

最初にもご説明しましたが、人気の資格ランキング=就職・転職に有利な資格かと言うと、そうとは限りません。
なぜかというと、この手のランキングは資格講座の広告である場合が多いからです。

資格の中には、お金を払って講座を受ければ誰でもカンタンに取得できるものもあります。
そのような資格は、趣味として取得する分には良くても、就職・転職には特に役に立たないものもあります。

就職・転職で本当に役立つ資格の見分け方

必要な資格を見抜く

「じゃあ、就職や転職で本当に役立つ資格は、どうやって見分けたら良いの?」と思いますよね。
そこで、就職・転職で本当に役立つ資格の見分け方についてご紹介します。

ハローワークや就職・転職サイトの検索機能を利用する

実践しやすい方法としては、気になっている資格名を、ハローワークや就職・転職サイトなどの求人検索で調べてみるという方法があります。

希望勤務地などを指定した後に、「キーワード」という欄や「フリーワード」という欄に資格名を入力して検索してみてください。

たとえば、【希望勤務地:高松市 キーワード:簿記】という感じです。
すると、そこに入力した資格が必要とされる求人がいくつか表示されます。
その件数が多ければ多いほど、その資格を活かして働ける求人が多いということです。

汎用性、知名度、トレンドを調べる

就職や転職に役立つ資格かどうかの見分け方として「汎用性があるか」「知名度があるか」「トレンドにあっているか」ということもポイントになってきます。

【汎用性】

汎用性とは、ひとつの用途だけでなく、さまざまなことに広く利用、応用できる性質のことを指します。
やりたい仕事が明確に決まっている場合は、その仕事をするために必要な専門的スキルが身につく資格を取得するのが良いでしょう。

ですが「就職や転職に役立つ資格が取りたい」と漠然と考えている段階であれば、汎用性がある資格にしておくのがベストです。

【知名度】

知名度が高い資格かどうかというのも重要なポイントです。

なぜかというと、採用担当者が知らないような資格を取得しても、アピール不足になることが多いからです。

もしかしたら「積極的に自主学習に取り組める勉強熱心な人なんだな」と前向きに評価してくれる採用担当者もいるかもしれませんが、その資格大きな加点になるという望みは薄いでしょう。

【トレンド】

トレンド、つまり時代に合っている資格かどうかということも大切なポイントです。

たとえば、今は英語のスキルがあると重宝されやすかったりするため「TOEIC〇〇〇点以上」という条件を掲げて採用活動をしている企業もたくさんあります。

ですが数年後、ポケトークのような翻訳機が今よりもっと普及した場合、もしかしたらTOEICのスコアは求められなくなるかもしれません。

つまり「この資格を取れば一生就職先に困らない!」なんていう資格は、なかなか無いということ。
その時々で、時代に合った資格を取得するのがベストだと言えるでしょう。

就職・転職に役立つおすすめ資格3選

おすすめの資格

「見分け方はわかったけど、とりあえず就職・転職におすすめの資格を教えて!」という人もいるかもしれませんね。
そんなあなたのために、就職・転職に役立つおすすめ資格を具体的に3つご紹介します。

①日商簿記検定

「日商簿記検定」とは、企業の経理事務に必要な会計知識や、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理、分析力が身につく資格です。

就職や転職活動では、主に経理、財務、会計事務、営業事務、監査などの職種で必要とされます。
中小企業の場合は、総務が経理業務も担っていることがあるので、その場合は総務でも簿記の知識が求められることもあります。

簿記について学ぶことで、ビジネスの基本であるコスト感覚が身につき、また、取引先の経営状況も把握できるようになるため、経理、財務、会計事務、営業事務、監査、総務の仕事だけではなく、多くの職種に役立ちます。

日商簿記検定3級の合格率は全国平均で56.1%。(2019年6月)
難易度はそれほど高くなく、きちんと勉強すれば比較的取得しやすい資格だと言われています。できれば日商簿記2級まで取得するのが望ましいです。

②登録販売者

「登録販売者」とは、かぜ薬や鎮痛剤など、医師による処方箋が無くても購入できる一般用医薬品(第2類・第3類に限る)の販売を行うための専門資格です。2009年の改正薬事法により新設されました。

登録販売者がいれば、薬剤師が不在でも一般用医薬品販売ができるので、薬局やドラッグストア、コンビニ、ホームセンターなど、小売店で重宝されることがあります。

登録販売者の資格が必須となっている求人も多く存在しているので、就職や転職に役立つ資格だと言えるでしょう。

以前は、受験するために学歴や実務経験などの制限がありましたが、現在は誰もが受験できるようになりました。
2019年の合格率は全国平均で43.4%。
通信教育やスクールなどもあり、きちんと学習すれば合格も不可能ではありません。

③TOEIC(ト-イック)

TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)とは、英語によるコミュニケーションとビジネス能力を検定するための試験です。

昨今では、新卒採用や中途採用のときにTOEICのスコア〇〇〇点以上という条件を設定する大手企業が多くなってきました。

入社時に求められるスコアは企業によって異なりますが、TOEICを運営する国際ビジネスコミュニケーション協会の2013年の調査によれば、企業が新入社員に求めるTOEICスコアの平均は565点、中途採用社員に求める平均は710点とされています。

海外営業、貿易事務、海外買い付けバイヤー、ツアーコンダクター、ホテルスタッフ、通関士、入国審査官、客室乗務員、グランドスタッフだけでなく、海外の利用客が多い小売店などでも必要とされるスキルと言えるでしょう。

まとめ

今回は「就職・転職で本当に役立つ資格の見分け方」と「おすすめの資格3選」をご紹介しました。

資格は〝これさえあればOK″というものではありません。
ですが、採用選考のときに、あなたと実力が同程度のライバルがたくさんいた場合、「資格を持っていたからこそ少しリードすることができた」ということが起こりえます。

また、希望している職種の業務内容にかかわる資格であれば、資格取得のための勉強が、そのまま実務にも活かせるはずです。

ぜひ今回ご紹介した見分け方を活用しながら、就職・転職に役立つ資格の取得にチャレンジしてみて下さい。

この記事を執筆・編集した人
(福山結衣子さん鈴木勉 2020/4/6)

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