転職面接で、必ず聞かれる「自己紹介」「自己PR」。あなたは、2つの違いが明確にわかっていますか?

実は、自己紹介と自己PRを混同してしまい、面接がうまくいかないケースは意外と多いものです。せっかく自分の良いところを伝えようとしているのに、逆効果になっていれば、もったいないですよね。

そこで今回は、転職面接で伝える「自己紹介」「自己PR」の違いや、具体的な答え方のアドバイスなど、詳しくご紹介していきます。
3分ほどでサクッと読める内容ですので、ぜひご覧下さい。

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転職面接で混同しやすい「自己紹介」と「自己PR」、2つの違いとは?

2つの違いを知っていますか?

転職面接の場で「では自己紹介をお願いします」と言われているにもかかわらず、堂々と自己PRを始めてしまう人・・実は意外と多いのです。
「そう言われると、ちょっと自信ないな・・・」という人も、「いやいや、私は大丈夫ですから」という人も、今一度、2つの違いを確認しておきましょう。

自己紹介では「円滑に意思疎通ができるか」を見られている

自己紹介では、あなたが人と円滑に意思疎通ができるかどうかということを見られています。つまり、簡潔に自分を説明するコミュニケーションスキルが備わっているかどうかを見るための質問ということです。

初めて会った人に対して、自分が何者であるのかをきちんと伝えられるかどうかが重要になります。もちろん、採用担当者は事前に履歴書や職務経歴書を確認していますから、あなたの学歴や職務経歴をこと細かに述べる必要はありません。
あいさつ程度に、名前、最終学歴や、これまでのキャリアにおけるアピールポイント、面接への意気込みなどを伝えましょう。

大切なのは「しっかりと、聞き取りやすい声で話す」ということです。自己紹介は、あなたの第一印象を決める大切な場面。話す内容以上に、話している態度があなたの印象の良し悪しを決めるということを、心に留めておいて下さい。

自己PRでは「実績に基づいたあなたの能力」が問われている

自己PRでは、実績に基づいたあなたの能力が問われています。つまり、具体的な数字や成果と共に、自分がどのようなことができる人物なのかをアピールするということです。
なぜ具体的な数字や成果を伝える必要があるのかというと、それがないとレベル感が伝わりにくく、説得力もなくなってしまうからです。

例えば、あなたが他人から「私は、料理が得意です」と言われた場合を想像してみて下さい。
あくまでも相手が「得意」と言っているだけなので、実際にどれぐらいのレベルなのかは、少し解りにくいのではないでしょうか。

もしかしたら「レシピを見ないで味噌汁が作れる」というレベルかもしれませんし、「創作料理コンクールに出場し、優勝した」というレベルかもしれませんよね。
面接の自己PRにおいても同じことが言えます。主観的なアピールポイントだけでなく、客観的なデータを添えることでレベル感が伝わりやすくなり、説得力も増すのです。

また、「自己PR」は「志望動機」とも混同しやすいので注意しましょう。
自己PRは「実績に基づいたあなたの能力」をアピールする項目であり、志望動機は「他の企業ではなく応募先企業を選んだ理由」と「応募先企業に入社した後に実現したいこと」をアピールする項目となります。

面接での自己紹介の答え方・例文

自己紹介をします。

一般的に自己紹介は、30秒~40秒で簡潔に話すと良いとされています。だいたい150~200字程度に収まるように準備すると良いでしょう。

ただし、自己紹介で第一印象が決まってしまうことも多いため、あからさまな棒読みにならないよう注意して下さい。ポイントは、面接官の顔を見ながら、しっかりと話すこと。緊張すると早口になってしまう人も多いので、意識的に普段よりもゆっくり話すようにするのがおすすめです。

【自己紹介・例文】
香川 県太と申します。本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
丸亀大学経営学部を卒業後、9年間、家電量販店の販売職に従事しました。そこで培った販売力を営業に活かしたいという想いから、生命保険会社に転職し、現在は個人営業チームのリーダーとして、3人のスタッフをマネジメントしています。
今後は、これまでの経験で培ってきた営業力、提案力、マネジメント力を活かし、即戦力として御社に貢献していきたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

面接での自己PRの答え方・例文

自己PRをする

自己PRでは、応募先企業のニーズに合った強みをアピールしましょう。
実績に基づいたあなたの能力を伝える項目ですが、実績があればアピールする内容は何でも良いというわけではありません。そのため、応募先企業の募集要項やホームページなどをしっかりとリサーチし、どんな人物を求めているのかを的確に把握したうえで自己PRを作成しましょう。

自己PRでは
①これまでの実績(具体的な数字や成果)
②実績に基づいたあなたの能力
③その能力を応募先企業でどのように活かしていきたいのか
上記の3点を盛り込んで下さい。

具体的な内容を盛り込んでいくと、話す時間としてはゆうに30秒は超えるはずです。ですが、長くなり過ぎると面接官が理解しにくくなってきますので、1分前後を目安として簡潔にまとめましょう。文字数としては、200~400文字ぐらいにまとめるのが適当です。

【自己PR・例文】
これまで、営業チームのリーダーとして、部下のモチベーションを高めることを第一に考えてきました。一方的な指示や命令だけでは、自主的に動ける人材は育ちません。
そのため、まずは部下が相談しやすい環境を作り、丁寧に話を聞き、個性に合わせたアドバイスをすることで信頼関係を構築していきました。こうすることで結束力と個々の自主性が高まり、昨年度はチーム売上目標 130%を達成することができました。
御社においても、「能動的なチームを作ることができるマネジメント力」を活かし、貢献していきたいと考えております。

まとめ

今回は、転職面接で伝える「自己紹介」「自己PR」の違いや、具体的な答え方について詳しくご紹介しました。

自己紹介と自己PRは、非常に混同してしまいやすい質問項目です。
しかし、自己紹介で問われているのは「円滑に意思疎通ができる人かどうか」で、一方の自己PRで問われているのは「実績に基づいたあなたの能力」。それぞれに質問の意図は大きく異なっています。

自分が何を伝えるべきなのか迷った時には、まず「採用担当者は、この質問を通して何を知ろうとしているのだろうか」と、質問の意図を考えてみましょう。質問の意図を考えるクセをつけておくと、自己紹介や自己PR以外の質問にも応用が利きます。ぜひ、実践してみて下さい。

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(この記事を執筆・編集した人)福山結衣子さん鈴木勉