今回は「なぜ就職・転職活動における自己分析が大切なのか」についてわかりやすく解説していきます。

就職活動転職活動では自己分析が大切だとよく聞くけど、あんまり意味ないんじゃないの?」
「自己分析って、何のためにやるのかよくわからない」
と思っていませんか?

漠然と「自己分析は大切だからやりましょう!」と言われてもピンとこないですよね。
でも実は、自己分析には大きく4つのメリットがあります。

①自分のやりたいことや、自分ならではの良さ・強み、自分の特徴がわかる
②自己理解が深まることで自信がもてるようになる
③応募書類(志望動機や自己PR)の質が格段に上がる
④面接で深堀りされても答えられるようになり、面接の対応力が高まる

それでは、就職・転職活動に自己分析が大切な4つの理由を、それぞれ詳しくお話ししていきます。

理由その一:自分のやりたいことや、自分ならではの良さ・強み、自分の特徴がわかる

自分の良さ、強み、特徴がわかる

最近「やりたいことをやろう」「好きなことを仕事にしよう」という話をよく耳にします。

なぜかというと、好きなことや得意なことをやっている時の方がやりがいを感じやすく、モチベーションを高く保つことができ、生産性も上がるからです。
また、大変なことがあってもそれほど苦にならない、へこたれず乗り越えていけるからです。

とはいえ、そもそも自分のやりたいことや好きなことがよくわからないという人は少なくありません。
学校の授業などでは、教えられたことを「覚える」「暗記する」というインプットの作業が多いため、自分の中にすでにあるもの(好きなこと、得意なこと、スキル、特徴など)を掘り出してアウトプットするということに慣れていないのかもしれません。

だからこそ「自己分析ってよくわからない」「やらなくてもいいんじゃないか」と思ってしまいがちですが、丁寧に自分を掘り下げていくことで、少しずつ「やりたいこと」「自分ならではの良さ・強み」「自分の特徴」が見えてきます。

ちなみにこの「良さ・強み」というのは、何か素晴らしい賞をもらったことがあるとか、ものすごいスキルがあるとか、そういうことを指しているのではありません。
あなたが背伸びをしてやっとできることではなく、あなたが当たり前に楽々できてしまうこと=あなたならではの良さ・強みなのです。

「当たり前に楽々できてしまう」からこそ、意識していないとそれが自分の良さ・強みだと気づけません。
だから自分自身では「自分は特別なことは何もしてないし、頑張ったことも別にない」と言ってしまうのです。

あなたが普段生活していて、人に感謝されることは何ですか?
それを書き出してみましょう。
あなたならではの良さ・強みに気づく材料になるはずです。

また、「自分の良さ・強み」だけが大切なわけではありません。
本来、「長所、短所」、「強み、弱み」などは、自分が勝手に決めるものではありません。相手や状況が変われば、どちらにもなり得るものです。

「長所、短所」、「強み、弱み」それらを全て含めたものがあなたの特徴です。
あなたの個性です。
その特徴や個性を自分が受け入れることで、本当の意味で自己理解が深まるのです。

理由その二:自己理解が深まることで自信がもてるようになる

自信を持つことができる

これは、就職・転職活動においてとても大切なことです。

「自分にはこれといって何もない」
「人と比べて良いところなんて何もない」
という方は本当にたくさんいます。
でもそれは、あなたがまだ自分のことを理解しきれていないから、そう思っているのかもしれません。

例えば、レモンに心があったとして
「私はイチゴみたいに甘くないから、ショートケーキのてっぺんに上ることもできない。私なんてすっぱいだけ。」と言っていたとしたら、あなたはどう思いますか?

「いやいや、レモンはすっぱいから良いんだよ!」と思うのではないでしょうか。
第三者から見たら、すっぱいのがレモンらしさ=良さなのに、自分ではそれを自覚していないという状況です。
そして、自分の良さをきちんと理解しないまま、イチゴに近づけるよう間違った方向に頑張り始めたらどうなるでしょう。

もともとレモンが欲しいと思っていた人からも「あれ?なんか中途半端な味だな」と、支持されなくなってしまいますよね。
でも、もし自分のことをしっかりと理解していれば
「私の良さはさわやかな酸味があるところ」
「だからこそスイーツにも料理にも使える」
「その強みをもっと伸ばしていこう」、と自分に自信を持つことができるのです。

つまり、自己分析によってあなたの自己理解が深まり
「人には人の良さがあり、自分には自分の良さがある」
「自分はこれで良いんだ」
と自信が持てるようになるということです。

そして、その良さを活かせるような仕事や会社探しをすることが就職・転職活動の成功につながっていくのです。

理由その三:応募書類(志望動機や自己PR)の質が格段に上がる

応募書類の内容が良くなる

就職・転職活動に失敗してしまう人の多くは、自己分析をおろそかにして
「安定してそうな仕事に就きたい」
「大手の会社に入りたい」など
なんとなくのイメージで仕事や会社選びをして、その会社に入るための志望動機や自己PRを作ってしまいます。

マニュアルなどを参考にして一見それらしい内容が作れたとしても、採用担当者は、何十人、何百人の応募書類を見ているため、付け焼刃の志望動機や借りてきたような自己PRではすぐに見抜かれてしまいます。
注意してくださいね。

一方、就職・転職活動がうまくいく人は、しっかりと自己分析をしたうえで仕事や会社選びをしているため、志望動機や自己PRに説得力があります。相手に伝わる力があるのです。

今の自分ができることや自分ならではの良さがわかっているからこそ、
「私は〇〇が得意で、こういうことができるから、御社でこんな風に貢献できます」とか
「私は今後〇〇なことがしたく、それは御社でなければできないことです」というように、会社が求めていることとの接点をアピールすることができるのです。

たとえ「元気が取り柄だから会ってもらえば良さが伝わるはず!」という人だったとしても、書類選考の段階で落とされてしまっては、どうにもできないですよね。
自分をアピールできるチャンスを失ってしまいます。
だからこそ、応募書類の質を上げるために自己分析がとても大切なのです。

理由その四:面接で深堀りされても答えられるようになり、面接の対応力が高まる

自信が出る

書類選考が無事合格となれば、次は面接が待っています。

面接を受けたことがある人はわかると思いますが、採用試験の面接ではかなり深掘りした質問をされます。

例えば「なぜうちの会社を志望したのですか?」と聞かれ
「成長できると思ったからです」と答えると
その回答に対して更に「どうして成長できると思ったのですか?」
「そもそもなぜ成長したいと思うのですか?」
「成長して、その後はどうなりたいのですか?」など
1つの回答に対してさらに、「それはなぜ?」「それはどういうことですか?」と深掘りされます。

なぜ深掘りされるのかというと、面接官は用意してきた回答ではなく、その回答の奥にあるあなたの根っこの部分が知りたいからです。

面接での回答に、正解、不正解はありません。
「それはなぜ?」「あなたができること、やりたいこと」と「企業が求めていること」が合っているかどうかの擦り合わせをするのが面接です。

ただ、何も準備をせずに面接に臨んでしまうと、「あなたができること、やりたいこと」が面接官にうまく伝わらず不合格になってしまう可能性が高まります。

本当はその仕事ができる能力を持っているのに、それが伝わっていなかったというだけで落とされてしまったら、本当にもったいないことです。
自己分析をして自己理解を深めることで、面接官に深掘りされても答えられるように準備をしておきましょう。

自己理解が深まっていれば、面接官にどの様な質問をされても、必ず何か自分の言葉が出てきます。
それは、流暢に話せる必要はありません。。
少々つまりながらであっても、あなたの経験や想いに裏打ちされた言葉は、面接官の心を揺さぶるのです。
面接官は、あなたに興味をひかれるのです。

まとめ

今回は「なぜ就職・転職活動に自己分析が大切なのか」について、4つの理由をお話ししました。

自己分析をすることで、いろいろな角度から自分を見ることができるようになり、自分の特徴(強みや弱み、長所や短所)がわかります。
そして、多面的に考えることが習慣になると、いざ仕事をするときも、その分野の本質を上手く見つけることができるようになります。

就職・転職活動は、入社することがゴールではありません。入社してからが本当のスタートです。
自己分析をしっかり行って自己理解を深め、あなたならではの良さや強みが活かせる会社で活躍できるように頑張りましょう!

(この記事を執筆・編集した人
福山結衣子さん鈴木勉 2019/11/30 更新日2020/5/17)

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