就職活動、転職活動でとても大切な自己分析

自己分析の方法はたくさんありますが、中でも有名なのが「人生曲線」「自分史」を使った方法です。

「人生曲線」は生まれてから現在に至るまでの、自分の人生における浮き沈みをグラフ化したもの。
「自分史」は生まれてから現在に至るまで、どんな経験をし、どんなことを学び、どんなコミュニティーに属していたのかを年表形式でまとめていくものです。

今回は、まず「人生曲線」の活用方法をご紹介していきます。

たくさんある方法の中から「人生曲線」をピックアップした理由は、ただ単に自分の経験を時系列で捉えるのではなく、その時々で自分がどのように思ったのかという感情を振り返ることで、今の自分がどのように形成されてきたのかを客観的に把握することができるからです。

就職活動転職活動のゴールは、自分の価値観に合った企業に入社し、活躍していくこと。
そのためにはまず自分の価値観をしっかり把握することが必要不可欠です。

「自己分析をしようと思っても何も浮かばない」
「やりたいことがわからない」
そんなあなたは、まず「人生曲線」を使って自分のこれまでの人生を振り返るところからスタートしてみましょう。

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人生曲線とは?メリットとデメリット

メリットとデメリット

「人生曲線」とは、これまでの自分の人生の浮き沈みをグラフ化したものです。
「人生グラフ」や「モチベーショングラフ」とも呼ばれています。

自分がどんな時にモチベーション(充実度、幸福度)が上がるのか、また、どんな時にモチベーションが下がるのかを書き出すことで、自分の性格や価値観などの本質的な部分を知ることができるのです。

タテ軸が自分のモチベーション(充実度・幸福度)の度合い
ヨコ軸が自分の年齢(時間の経過)を示しており
良い時は上に波打ち悪い時は下に波打つ形状になります。

「人生曲線」を使うメリット

・紙とペンがあればできる。
・自分の得意、不得意や、良い時、悪い時を視覚的に振り返ることができる。
・単なる強みの抽出ではなく、弱みも含めた自分の特徴、価値観を客観視できる。
・過去のどんな経験から今の自分の価値観が生まれたのかわかるようになる。

「人生曲線」を使うデメリット

・時間と手間がかかる。

これまでの人生、数十年分を振り返るわけですから、やはり時間と手間はかかります。
ですが、紙とペンさえあれば誰でもカンタンに始めることができるうえに、効果は抜群です。
自己分析なんてよくわからない・・・」と迷っている時間があるのなら、やらない手はありませんね。

人生曲線の作成方法と注意点

人生曲線を作成するときに必要な物

人生曲線では、これまでの自分の経験を時系列で振り返り、その時々のモチベーション(充実度や幸福度)の度合いをタテ軸に、年齢(時間の経過)をヨコ軸に記入していきます。

用意するものは紙とペンだけ。

まずは紙に、下の図のようなタテ軸とヨコ軸を書き入れます。

人生曲線シート

人生曲線シートは、こちらからダウンロードして下さい。

そして、これまでの自分の人生で起こったいろいろな出来事を振り返って書き出していきましょう。

一番充実していた時期や事柄、一番落ち込んでいた時期や事柄から考えていくとスムーズです。
また、幼少期のことを詳細に思い出すのは難しいので、おおざっぱで構いません。
高校生以降の出来事とその時の感情をできる限り詳しく、たくさん書き出していきましょう。
特に人生のターニングポイントとなった印象的なエピソードは重要です。

この時の注意点は「面接の時に言えそうなエピソードを・・・」と考えて背伸びしないこと。
人生曲線を作る目的は、面接官のために耳あたりの良いエピソードを作るこむことではなく、等身大のあなたが、これまでのどんな経験からどんな価値観を身につけてきたのかを知ることです。
ありのままのあなたの人生を振り返ることを大切にしましょう。

人生曲線の見方

人生曲線のサンプル・分析方法

「人生曲線を作ってみたけど、その後どうすればいいの?」
「見方がわからない」

そんな声が聞こえてきそうですが、人生曲線は作って終わりではなく、分析することがとても大切です。
ここからは実際の見方、分析の仕方を解説していきましょう。

見るポイントは、大きく分けて2つあります。

1つ目は、モチベーションが高くなっているところと、低くへこんでいるところ。
2つ目は、モチベーションが下がっていたところから上がる瞬間の部分です。

モチベーションが高くなっているところと、低くへこんでいるところを見る

モチベーションが高くなっているところ

・その経験をした時に、なぜモチベーションが上がったのか、下がったのか?
・その時の自分は、どんな環境・状況に身を置いていたのか?
というように、その上がったり下がったりした出来事に対して「なぜ?」「どうして?」と自分に問いかけてみましょう。

例えば「高校時代、県大会に出るためにテニスの練習を頑張った」という経験をした時のモチベーションが高かったとします。
その場合は「なぜそんなに頑張れたんだろう?」
「どうして県大会に出たかったんだろう?」
ということを考えてみるのですが、この時に「面白かったから」という答えだけでは、まだ深掘りが足りません。

「なぜ面白いと思ったのか」
「どういう環境だったから楽しめたのか」
という背景まで考えていきましょう。

「なぜ?」を繰り返すことで、最終的には「練習は辛かったけど、仲間と切磋琢磨しながら乗り越えて、自分が成長していく感覚が好きだったんだ」など、自分の本質的な価値観がわかってきます。

モチベーションが低くへこんでいるところ

これも高いところとやり方は同じです。

例えば「大学時代、ペットボトルの検品のバイトがつまらなかった」という経験をした時のモチベーションが低かったとしたら
「なぜそんなにつまらないと感じたんだろう」
「どうしてペットボトルの検品のバイトをしようと思ったんだろう」
ということを考えてみます。

この場合も「なぜ?」を繰り返すことで、「楽に稼げて良さそうだと思ったけど、1人で行う単調な作業には達成感を感じられなかった」などの価値観がわかってきます。

そして、モチベーションが高かったところと低かったところをまとめてみると
・楽なことより、多少大変でも困難を乗り越えて自分が成長していく感覚が好き
・1人でやるよりも、チームで取り組んだ方が達成感を味わえる
というように、自分の根本的な価値観が見えてくるのです。

モチベーションが下がっていたところから上がる瞬間の部分を見る

人生曲線で見るポイントの2つ目は、モチベーションが下がっていたところから上がる瞬間の部分です。

自分の人生の低迷期をどんな風に乗り越えたのかを分析すると、自分の強みやアピールポイントがわかってきます。
主体的に取り組んだこと、環境の変化など、丁寧に振り返ってみましょう。

まとめ

就職、転職活動に有効な自己分析の方法として、今回は人生曲線をご紹介しました。

人生曲線のワークは、就職、転職活動の時だけでなく、その後も定期的に行うことで人生の充実度がアップします。
ぜひ今回ご紹介した方法を実践し、今後のキャリア選択に活かしていってくださいね。

(この記事を執筆・編集した人
福山結衣子さん鈴木勉 2019/12/5)

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