就職・転職活動自己分析が大切なことはわかったけど、何から始めたらいいの?」
そんな風にお困りのあなたへ。

今回は、自己分析に有効な「自分史」の作成方法や、作成・活用するときに大切なことなどについて詳しく解説します。

自己分析の方法はたくさんありますが、まずは「人生曲線」と「自分史」のツールを使ってスタートするのがオススメ。
なぜかというと「人生曲線」や「自分史」のツールを利用してワークに取り組むことで、自分の価値観がはっきりとわかるようになり、就職・転職活動の軸、キャリア形成の軸が定まりやすくなる効果があるからです。

「人生曲線」で、これまでの人生の浮き沈みを大まかに振り返り、「自分史」で時代ごとのそれぞれの出来事を深掘りしていくというイメージです。

「人生曲線」の活用方法については以前の記事でご紹介しているので、そちらも合わせて参考にしてみて下さいね。

人生曲線の活用方法はこちらから

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自分史とは?そのメリットとデメリット

自分史のメリットとデメリット

「自分史」とは、読んでお解りのように「自分の歴史」を記すもの。
簡単に言うと、幼いころから現在までのあなたの経験を振り返ってまとめたものです。

「自分史」のワークに取り組むことで、自分がこれまでにどんな経験をしてきたのか、その経験は現在の自分の価値観にどのような影響を与えているのかということを、客観的に振り返ることができます。

「自分史」を使うメリットやデメリットは次の通りです。

【メリット】

・紙とペンがあれば作成できる。
・自分の過去から現在までの印象的なエピソードを漏れなく振り返ることができる。
・自分の考え方の元になったことや価値観がわかる。
・自分史を手掛かりに就職や転職活動の軸、自分のキャリア形成に関する軸(キャリアアンカーなど)を定めることができる。

【デメリット】

・時間と手間がかかる。
・じっくりと考えることが苦手な人は少し苦労する。
(「これが正解!」という答えが無いもので、迷いが生じることもあるから)

幼いころから現在までのエピソードを振り返るのは、時間と手間がかかる作業です。
ですが、すでに人生曲線のワークで大まかな人生の浮き沈みがわかっていれば、人生曲線に書いたことを元に、記憶をよみがえらせることは比較的カンタンにできます。

また、少しでも書き出したものを元に、第三者に質問をしてもらうと、結構次々と記憶がよみがえってきて気付きが出てきたりします。

そもそも正解は無いものなので
“正しい・間違い”
“良い・悪い”
などにこだわる必要はなく、思うがままの自分を振り返ればよいのです。

人生曲線や自分史のワークは一見遠回りに思えるかもしれませんが、しっかり取り組むことで自分の根本的な価値観がわかるようになり、就職・転職活動の軸キャリア形成の軸が定まりやすくなります。

逆に、自分の価値観がわからないまま就職・転職活動をスタートしてしまうと、どういった基準でキャリアを選択すればいいのかわからず
「とりあえず手堅い仕事」
「大手企業」
「今後伸びそうな業界」
といった上辺の理由だけで企業選びをしてしまう可能性があるのです。

その場合、選考になかなか通過しないだけではなく、もし運よく採用にこぎつけたとしても、入社後しばらくして、「自分には合わなかった」「こんなはずじゃなかった」と後悔することにもなりかねません。
入社後のミスマッチを防ぐという意味でもとても大切なものなのです。

自分史の作成方法と大切なこと

自分史を作成する

自分史の作成手順は次の3ステップです。

①記録シートと分析シートを用意する。
②記録シートに、過去にあった出来事を自分の時代ごとに書き出す。
③記録シートから、特に印象深い出来事をピックアップして分析シートに書き出す。

記録シートと分析シートを用意する

用意するものは紙とペンだけ。
まずは紙を2枚用意して「記録シート」「分析シート」を作ります。
下の図をプリントするか、同じように書き写しましょう。

自分史記録シート 自分史分析シート

※「自分史記録シート」は、こちらからダウンロードして下さい。

※「自分史分析シート」は、こちらからダウンロードして下さい。

記録シートに、過去にあった出来事を自分の時代ごとに書き出す

先ほど用意した2枚のシートのうち「記録シート」を手元においてください。
そして、幼い頃から現在までの人生を振り返り、過去にあった出来事を自分の時代ごと・項目ごとに記録シートへ書き出していきます。

すでに人生曲線を作成している場合は、人生曲線を参考にしながら行うと書き出しやすいです。
箇条書きで構いませんので、具体的な内容を書き出しましょう。

この時に大切なことは
これまでに起こった全ての項目を書き出す必要はないということです。
全て書き出そうとすると膨大な量になってしまいますからね。

ここでは
「好きだったこと」
「良かったこと」
「ほめられたこと」など
プラス面のことを重点的に書き出し、マイナス面についてはあまり気にしないようにしましょう。

人生曲線で言うと、グラフが上に波打っている部分に特に注目してピックアップするイメージです。
「苦労したけど頑張って乗り越えた」など、マイナスからプラスに転じて考えられる場合は、その出来事も書き出します。

記録シートから、特に印象深い出来事をピックアップして分析シートに書き出す

記録シートへの記入が一通り終われば、今度はそれをじっくり眺めて書いていることを振り返って下さい。

そして、時代関係なく全体を見た時に特に印象深いと感じるものを、分析シートの「好きだったこと」「良かったこと」「がんばったこと」「ほめられたこと」の項目ごとに書き出していきましょう。

そして、そこから「どうしてそう思ったのか」という理由や「その経験から学んだこと」などをじっくり考え深掘りして書いていきます。

よく思い出せない部分、解らない部分があれば、日記などの過去の記録を参考にしたり、第三者に質問する・質問してもらうなどをすると、とても有効な手段になります。

この時に大切なのは、単に過去のその時に「よかった」「がんばった」と思ったことだけでなく、今振り返ってみて
「その時に感じたこと・想ったこと」
「その出来事のあとの自分の変化」
も併せてピックアップすることです。

過去のその時だけでなく
・その出来事があなたにどのような影響を与えたのか
・その後のどのように自分が変化したのか
を合わせて振り返り、自分にとっての意味などを考えることで、単なる「出来事」を今の自分を作る大切なパーツ「経験」にレベルアップさせることができるのです。

自分史の活用方法

自分史を活用する

自分史を作り、過去の出来事を深く振り返ることで自分の想いが伴った経験としてとらえることができ、過去から現在までに共通している価値観や、昔とは大きく変わった部分に気づくことができます。

特に、過去から現在までに共通している価値観は、あなたの根本的な価値観であり、就職・転職活動をするときの軸、キャリア形成の軸、となるので把握しておくことがとても大切です。

そして、今の自分に大きく影響を与えた経験は、志望動機や自己PRにつながる、あなたならではのエピソードです。
マニュアル的に作成した志望動機や自己PRとは全くレベルの違った内容となり、面接官の印象に残すことができるものになるでしょう。
人にわかりやすく伝えられるようアウトプットする練習をしておくと、就職・転職試験対策としてもバッチリですね。

まとめ

就職・転職活動に有効な自己分析の方法として、今回は自分史をご紹介しました。
人生曲線のワークと合わせて行うことで、より効率的・効果的に自己分析を進めていきましょう。

自己分析を進めていくと、今まで気づかなかった自分の良さや強み、価値観がわかってきます。

もし、あなたが今「自分には何もない」と思っているとすれば、それは思い込み、もしくは開き直っているのかもしれません。

過去の出来事を書き出し、自分を客観的に見て自分の経験として振り返ることで、必ずあなたらしさが発見できます。

ぜひ、これをきっかけに自分と向き合って、就職・転職活動に活用したり、「働くことを面白く」する材料にしていきましょう。

(この記事を執筆・編集した人
福山結衣子さん鈴木勉 2019/12/16)

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