面接対策を進めるなかで、「自分の短所ばかり見えてきてしまい、思うように自己分析が進まない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そんなときは、無理に自分の長所を絞り出そうとせず、自分の短所を客観的に考えてみることをおすすめします。
なぜかというと、「自分らしさ」を知る手がかりは、短所にもあるからです。

今回は、短所から自分の持ち味を見つけ出すヒントと、短所を踏まえて仕事選びをした方が良い理由をご紹介します。

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短所にこそ自分らしさを知る手掛かりがある

短所にも自分らしさがある

冒頭でもお話ししたように、短所にも自分らしさを知る手掛かりがあります。
なぜなら、短所にはあなたの素の部分が表れているからです。

長所には「こんな自分でありたい」という思いから、あなた自身が作り出した面が少なからずあると思います。
しかし、その一方で短所は「意識していなくても出てきてしまう」というものではないでしょうか。
つまり、あなた本来の持ち味の一つなのです。

短所から自分の持ち味を見つけ出すヒント

短所から見える自分の持ち味

次に、短所から自分の持ち味を見つけ出すヒントをご紹介します。
具体的には
「自分の短所を、思いつくまま紙に書き出してみること」
「短所を多面的に見ること」
がポイントです。

自分の短所を、思いつくまま紙に書き出してみる

まずは、自分の短所を紙に書き出してみましょう。ノートでも、ルーズリーフでも構いません。

深く考えず思いつくまま、どんどん書き出していき、もうこれ以上出ない・・となるぐらいまで書き出してみましょう。
そうすることで、自分のことを客観的に見ることができるようになります。

ここでは、「手書きで書き出す」ということに、ちょっとした秘訣があります。
人間は舌と手に神経が集中しているため、手書きで書き出すことで脳が刺激されて、意外なことが浮かんだり、考えが広がったりするからです。

私も考え事をするときに、思いつくことを次々と書き出していくという方法をよくとりますが、パソコンで入力していくよりも良いアイデアが浮かぶことが多いです。

書いた紙は人に見せるわけではありませんので、誰にも気を遣わず、ありのままをさらけ出してくださいね。
また、人に指摘されたことがある部分は、それらも一緒に書き出しておきましょう。

短所を多面的に見てみる

自分の短所を思いつく限り書き出したら、1度じっくりと眺めてみてください。

書き出す前は、漠然と「自分は短所ばかりだ」と思っていた場合でも、具体的に書き出してみると「意外と多くはなかった」と思うこともあるのではないでしょうか。

書き出した短所は一つ一つ、角度を変えて多面的に見てみましょう。

たとえば「時間にルーズ」という短所があったとします。
時間にルーズというのは、そのまま見ると社会人としては、かなり大きな短所です。

ですが、角度を変えて考えてみると、「物事に動じない」「どんな時もマイペース」という見方もできなくはありません。

また、私自身の例を出すと、「大勢の前で話すのが苦手」という短所があります。

少人数だと平気なのですが、大勢の人の前で発表をする場合などは、すぐに赤面してしどろもどろになってしまうのです。
これも一見、短所でしかないように思えますよね。

でも、この短所の捉え方とそれに対する取組み方で、別の面で良いことにつながったのです。

それは、大勢の前で話すと緊張してしまうからこそ、視覚的にわかりやすいプレゼン資料を作れるようになったことです。
自分自身が上手に話さなくても良い方法を必死で考えたからこそ、身についたスキルだと言えます。

そして、この経験から「苦手なところをカバーするためにはどうしたら良いのか、改善策を自分なりに考えることができる」という、自分の長所に気付くことにつながっていったのです。

このように、自分の短所を多面的に見て別の捉え方がないか考えてみることは、いろいろな効果を生み出します。

短所を踏まえて仕事選びをした方が良い理由

短所を踏まえて仕事選びをする

就職・転職活動を成功させるためには、自分の短所を踏まえて仕事選びをした方が良いとも言えます。
なぜかというと、自分の短所はそう簡単に直すことができないからです。

例えば、早起きがどうしても苦手だという人が、早朝の仕事をするのはかなりしんどいですよね。
これは極端な例ですが、同じようなことをしようする人は意外に多いものです。

憧れの企業に入りたいという気持ちだけが先行する、安定感だけを最優先するなど、その企業の風土、理念、価値観や入社してから担当する職務内容をあまり考えないという人は要注意。

その場合、もし運良く入社できたとしても、入社してからが辛く大変なものになってしまうかもしれません。

幸せな就職・転職、充実したキャリアの形成のためには、「自分らしさ」を活かせる企業、職種を選ぶことが大切です。

まとめ

今回は、短所から自分の持ち味を見つけ出すヒントと、短所を踏まえて自分のキャリアを考えたり、仕事選びをした方が良い理由についてご紹介しました。

英国の詩人オリヴァー・ゴールドスミスは、‟欠点は美質と表裏一体なので、欠点という雑草を取り除くと長所の根まで抜いてしまうことがあるのです“という言葉を残しています。

短所はあなたの一部であり、この世に二人といない価値あるあなたを作り出している要素の一つなのです。

完全に取り除こうと考えるのではなく、多面的に捉えて大きなマイナスにならないように工夫をして、自分らしさを発揮して下さい。

この記事を執筆・編集した人
(福山結衣子さん鈴木勉 2020/3/24)

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